ぶどう園だより

岩手県内のワイン用葡萄畑の様子をブログで紹介していきます。

2017年

9月

24日

シャルドネの収穫体験

今日は毎年恒例の紫波フルーツパークでの収穫体験。ぶどうの出来はまあまあだとのこと。これは晩生のカベルネソービニョン。

少し暑いが好天に恵まれたためか、あるいはぶどう樹オーナー制が認知されてきたためか、過去最大の参加者。家族連れも多く、70~80名といったところか。

この日の収穫対象は早生のシャルドネ。もう、ツバイゲルトは収穫済みだった。今年は8月に日照が少なかったためか、糖度の乗りがイマイチとのこと。病果は比較的少なく、収量はまずまずだ。

皆さん、広い園内に散らばって、収穫作業に没頭。暑さにもめげず頑張っている。

2時間あまりの作業で、シャルドネの区画は完了。日頃、人手不足に悩んでいる職員も、残りの作業が少なくなり喜んでいた。

収穫したぶどうをワイナリーへ運び、いつもの除梗と搾汁作業を終え、発酵タンクへ。

作業後のミニ収穫祭。私は車のため、参加辞退。きっと楽しいひとときなのだろう。

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2017年

3月

25日

メルローの定植

今日は紫波フルーツパークへブドウの定植作業のボランティアに行った。自園自醸ワイン紫波が新たに1.8haのワイン用葡萄園を造成し、その一部にメルローを植えた。国道沿いの以前はりんご園だった場所だが、後継者がいないということで借り受けたようだ。これで自社直営畑が倍の面積になり、ワインも増産されることに。参加者はボランティアと職員合わせて20数名。意外と集まった。

今日植えた場所は企業オーナーを募集した区画で、十数社が協賛していた。岩手朝日テレビ、FM岩手、岩手銀行など知られた企業が多かった。各企業、20株程度。協賛金は不明。

今日植えたメルローの苗。購入接ぎ木苗を1年養成したもので、結構大きいものだった。

職員の説明を受けて、皆さん、一斉に植えだした。

 

9時から12時までみっちり作業をして、約500本を植えた。灌水用の水を運ぶのが重労働で、かなり疲れた。

4年後にはこのワインが飲めるようだ。

 

本日の日当はヤマソービニヨン(甘口)750ml、1本。時給にして500円程度か。はたしてお味の方はいかに。

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2016年

9月

25日

収穫体験:ソービニョン・ブラン

今日はワイン用ブドウの収穫体験。あまりにお天気が良すぎてかなり暑かったが、オーナーら約40名が集まった。今回は2年半ほど前に植えたソービニョン・ブランの初めての収穫。結構立派に着果している。

 

 

今年は病気もほとんどなく、傷害粒が少ないため、収穫は極めて楽で、1時間ほどで終了した。

収穫後、計量したが、200本余りの木から、約450kgの収量であった。担当者に言わせると、程よい収穫量とのことであった。

このあと、ワイナリーへ搬入。

ワイナリーでは除梗機に入れ、果実と果汁をのみプレス機に移し圧搾後、果汁を発酵タンクへ。                 (除梗機)

                             ↓

   ↑ 

 (プレス機)

 

 

今回の果汁糖度は18.2とのことで、このまま補糖せず発酵させるとのこと。ちなみに,糖度はこのようなフロート式で計るようだ。発酵途中でも頻繁に計測し、糖度が0近くになるまで発酵させ、冷却して発酵を止めるとのこと。

 

他の区画ではカベルネが収穫を待っていた。去年収穫体験したツバイゲルトはもう収穫済みであった。これからシャルドネが収穫に入るようだ。

作業終了後、ミニ収穫感謝祭が行われたが、私は車のため失礼した。

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2015年

12月

12日

ワインの瓶詰め

今日は紫波ワイナリーで、先日収穫したぶどうのワイン瓶詰め作業体験。タンクがずらり並ぶ自園自醸ワイン紫波。今年はブドウの出来が良く、タンクが足りなくなるほどだったそうで、来年はさらに大型を3基増設するとのこと。通常は自動瓶詰機を使うのだが、オーナー用はすべて手作業で。普段の行いがいいためか、絶好の作業日和り。


まずは出来上がったワインをロートを使って瓶詰め。適量を詰めるのがポイント。多少こぼれるのは仕方ない。


詰め終わったらコルク打ち。結構、力がいる。


打栓が終わったら、キャップシールをかぶせて圧着。シワが寄らないようにするのがポイント。


特製ラベルを貼って出来上がり。

今年はシャルドネとツヴァイゲルトレーベの2種類。


今日、来られなかったオーナーさんの分も一緒に作業。


瓶詰め作業が終わり、今度はスパークリングワインのデゴルジュマン(澱引き)の実習。-25℃に冷やして澱を凍らせる。


瓶口に澱が固まっているのがわかる。

王冠を抜くと澱の固まりが吹き出す。

目減り分を補充してコルクを打つ。ミュズレをかけて完了。


いつもの畑作業と違い物珍しいことが多く、楽しい半日でした。

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2015年

9月

13日

ツバイゲルトレーベの収穫

今日は朝から紫波フルーツパークでツバイゲルトレーベの収穫。果房付近だけ雨よけを設置してくれていた。ちょうど収穫適期のようだが、糖度は15~16度程度とイマイチ。ここんところの長雨がよくないようだ。


よくできているようだが、よくみると灰かびが結構入っている。8月末までは非常に調子がよかったようだが、やはり雨は大敵だ。

病気が多いので房の調整に手がかかった。予定の半分くらい収穫したところで雨が降り出したので終了。ワイナリーの方へブドウを運ぶ。

除梗機に入れて、破砕果実に。


今年はヌーボー風にマセラシォンカルボニック発酵を行うとのこと。はたしてどんなワインになるのか、年末に送られてくるのが楽しみだ。

昨年春に植えたソービニョンブランも順調に生育していた。来年は少しは収穫できるのではと、期待が膨らむ。


帰りに売店によって買ったのがこれ。今年初めてリリースしたスパークリング。瓶内二次発酵による本格的な造り。生産量がまだ少ないため、ここでしか買えない。このメルロー・ロゼの他に、シャルドネとベリーAもあるが、シャルドネ(240本)は完売とのこと。


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2015年

7月

11日

ブドウ作業体験

紫波フルーツパークのブドウオーナーになって3年目。今日は今年1回目の作業体験。カンカン照りでちょっと暑かったが、いい汗をかきました。

今日の作業は整枝、摘房作業。

 

2年前に植えたソービニョンブラン、すっかり大きくなっていたが、今年は全部摘花し、来年から実らせるようだ。楽しみだ

今日の作業内容の説明。結構大勢参加している。

今年の品種は「ツヴァイゲルトレーベ」。美味しい赤ワインが期待できそうだ。

今年のオーナー木3本。上は作業前、下は作業後。違いがわかるだろうか。


作業後に嬉しいおまけ。今月上旬でサクランボ狩りが終わり、残りを自由に穫らせてくれた。たくさんあったが、これくらいで我慢。樹上で熟したものはさすがにひと味違う。

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2014年

9月

28日

シャルドネの収穫

秋晴れの絶好の日和の中、恒例のオーナー葡萄(シャルドネ)の収穫。糖度も十分で収穫の適期だが、花数が少なかったので収量は昨年の半分くらいか。その分、凝縮度が高くいいワインになるかも。

 

 

開花期のスリップス害のためか、果皮の変色したものが多い。

 

 

収穫したものを計量してワイナリーの方へ運搬。

 

 

ワイナリーには契約農家からの葡萄もたくさん積んであった。これはメルロー。

ワイナリーでは機械を使って、除梗。果実は皮付きのまま1日、スキンコンタクトしてからジュースにし、約2週間の発酵。去年のワインは少し残糖感があったが、今年は辛口に仕上げるという。期待しよう。


葡萄園ではカベルネも色付き、来月中旬の収穫を待っていた。

この春に植えたソーヴィニョンブランもずいぶん大きくなっていた。再来年には実を着けそうだ。楽しみ楽しみ。

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2014年

6月

22日

シャルドネの整枝・誘引

今日は紫波フルーツパークの作業体験1回目。シャルドネの整枝・誘引作業だ。今年もオーナーさんたちが家族連れで多数集まった。

 

皆さん、ご自分のシャルドネを目指して移動。

今年の私の担当木。去年とはちょっと場所が違う。

ちょうど開花期だ。昨年よりはちょっと花着きが少ないようだ。

無事、作業終了。いちど経験しているので、スムーズに完了。うまく着果してくれるといいが。

時間があったので、先日定植作業をしたソービニョン・ブラン園へ。

 

綺麗に活着しており、大きいものは1m以上にも伸びていた。来年は花が着くかも知れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隣の畑では観光用のサクランボが鈴なりだ。↓

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2014年

4月

20日

ブドウ苗の定植

今日は紫波フルーツパークの苗植えボランティア。絶好の農作業日和り。葡萄園内はもう綺麗に剪定されている。写真はカベルネソーヴィニョンで、グイヨードーブル仕立て。

今日、定植作業をする畑。綺麗に支柱が立てられている。約10aで、昨年まではブルーベリーが植えられていた。最近はワインの売れ行きが好調で、ブドウ畑を増やしているようだ。近くにあったりんご園もブドウ畑に変わっていた。ここはミュラートゥルガウを新植していた。

今日、植えるのはソーヴィニョンブラン。この辺では珍しい品種だ。苗は山形の業者から仕入れた接ぎ木苗、約200本。職員の指導で、みなさん真剣に作業。

ボランティア7名と職員7名で、3時間かかってようやく完了。わかりにくいが、小さな棒が立っているのがブドウ苗。

収穫まで3年以上かかるそうだが、この葡萄からのワインを味わえるまで生きたいものだ。

作業後は皆さんでお昼ごはん。職員手作りのぶっかけ蕎麦、豚汁、おにぎり。久しぶりの重労働で、明日の筋肉痛が心配。

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2013年

9月

29日

シャルドネの収穫

昨晩(今朝)は遅かったのでちょっと辛かったが、頑張って紫波フルーツパークへ。職員の方が簡単な雨よけを掛けてくれてました。

収穫したのは私がオーナーになっているシャルドネ。ちょうど糖度も20度を超え、摘み頃のようでした。隣の畑ではカベルネも色づいていましたが、収穫はもう少し後のようでした。

結構、腐敗果が混じっており、それを綺麗に掃除するのに時間がかかりました。私がオーナーになっている3本を収穫し終えるのに1時間もかかってしまいました。全部で13.5kg、ボトルで12本くらいにはなりそうです。

収穫された果実はワイナリーへ運び、除梗機で果実だけに。我々の作業はここまでで、あとはワイナリーへお任せ。12月には新酒が完成しそうです。

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2013年

8月

04日

紫波フルーツパーク作業体験2

今日は紫波フルーツパークの作業体験の2回目。かんかん照りの晴天だったが、空気が乾燥しており、意外と楽であった。オーナー対象の6年生シャルドネは青い果実をたわわに着けていたが、まだヴェレーゾンまでには2週間ほどかかるようだ。生育は順調だが、ここのところ雨が多いためか、果実の一部に灰色カビ病の発生が見られた。

本日の主な作業は伸び伸びの新鞘の剪定と病果の摘除。上は作業前、下は作業後。収穫は9月下旬の予定だが、その前にもう一回、作業体験があるようだ。

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2013年

6月

23日

紫波フルーツパーク作業体験1

自園自醸ワイン紫波のオーナー制度を利用させてもらい、今日は農作業体験。体験圃場は自社畑のシャルドネ。今ちょうど花が満開だ。

 

隣ではちょうどサクランボ狩りのシーズン。団体さんが楽しんでいた。

 

今日の作業は整枝・誘引。圃場は緩い斜面のかなり上の方。グィヨー・ドーブル仕立ての垣根作り。

 

各自、自分の木を決めて名札を付け、以後も管理。

上は作業前、下は作業後。

年末にはこのブドウで作ったワインが届く。

Before
Before
After
After
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2013年

4月

10日

高橋葡萄園試飲会

2013/04/09

Vendanges 近江亭

 

昨晩は高橋葡萄園が初めてリリースしたワイン3種の試飲会に参加した。高橋葡萄園は昨年、圃場作業体験をお願いした大迫の高橋喜和氏が開いた農園で、今回、リースリングリオン、ミュラートゥルガウ、ツバイゲルトレーベの3品種を醸造、瓶詰めし、発売に漕ぎつけた。3種とも、昨秋、自園で収穫した葡萄を秋田県鹿角市の醸造所へ運び、高橋氏自らが醸造したもので、約7000本の生産。いずれも、新酒らしいフレッシュな味わいで、絶妙な辛口に仕上がっており、同地区の大手メーカーとはひと味違うものになっている。

今回はこの3本を中心に、近江亭の美味しいお料理とのマリアージュを楽しんだ。例によって写真撮影が苦手なため、残念ながら、お料理の写真はありません。

ワインはいずれも1本2520円で販売している。詳しくは高橋葡萄園まで。

Tel. 090-6220-6671,  e-mail: freude-frieden@mopera.net

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2012年

10月

20日

リースリングリオンの収穫

今日はT農園では最晩生品種「リースリングリオン」の収穫だ。朝からきれいに晴れ渡り、絶好の収穫日和り。ぶどうも完熟し、園主さんの準備もバッチリ。


10人で3時間あまりかけて、約1.5tを収穫。糖度は五月長根地区よりちょっと低く感じられ、19度程度か。やはり水田跡では糖度がのりにくいのかもしれない。


収穫の後はお楽しみのランチ。園主さんの庭先で焼き肉。ワインも持ち込みで飲み放題。家族総出でのおもてなしに感激。食べるのに忙しく、写真はなし。


ワインが出来たら試飲会だ。楽しみ楽しみ。

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2012年

10月

14日

ぶどう収穫仕込み体験

今日は快晴でこの時期としてはとても暖か、絶好の野外活動日和り。大迫にあるエーデルワインさんで、収穫仕込み体験。

受付、挨拶の後、係の人からの説明を聞く。

工場裏の五月長根ぶどう園へ、ちょっと山登り。品質向上のための雨よけビニルが続く。

今年のリースリングリオンはとても良い出来で、糖度も20度以上で、房も平均500gと、とても大きい。

子供たちも一緒になって収穫。つまみ食いも自由。とても甘い。

コンテナ1杯、約18kgを収穫。収穫物は軽トラで工場へ運搬。

工場へ着いたら、早速、みんなで手作業による除梗。枝を除いたものをプレスしてジュースに。試飲したがとても甘い。

後は工場にお任せでワイン作り。12月にはできあがる予定。きっと美味しいワインになるでしょう。

お昼まで、工場見学やショッピング。

こんなレトロなジャンボタクシーも来ていました。9人乗りで、花巻に2台あるそうです。運転手の衣装もかっこいい。

いよいよお楽しみのバーベキュー。ワインも飲み放題。スタッフによる焼きそばのサービスも。

あとはワインが出来上がるのを待つだけ。年末に送ってくる来るようです。どんなワインになるか楽しみ。

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2012年

7月

28日

副梢果房の摘除

開花からおよそ1ヶ月半が経ち、葡萄らしい房になってきた。まだ青くて硬く、とびっきり酸っぱいだけ。今日は、果実へ栄養を集中させるため、副梢に着いた小さな房を摘除した。「リースリングリオン」や「ミュラートゥルガウ」には発生が少ないが、「ツヴァイゲルトレーベ」には多く着く。とても暑かったが、何とか終了。我々は、あとは収穫を待つのみ。

 

リースリングリオン

 

粒も房も大きく、多収性。15t/ha程度の収量が見込める。

 

ミュラートゥルガウ

 

粒はやや小さいが、房はがっちりしている。12t/ha程度の収量が見込める。

 

ツヴァイゲルトレーベ

 

粒も小さく房もコンパクトだが、12t/ha程度の収量が見込める。黒品種で美味しい赤ワインになりそう。

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2012年

6月

09日

葡萄の花

花巻のT農園。先月に比べ、新鞘がずいぶんと伸び、蕾も膨らんできたが、開花まではもう少しといったところ。早生種の生食用キャンベルズアーリーではもう開花が始まっている。

 

ここの圃場はマンズレインカット方式を採用しており、雨には強い。

 

 

途中から雨になり、まきひげ取りは中止。蕾の様子はピンぼけだが参考まで。


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2012年

5月

12日

葡萄の副芽掻き

遅れていたぶどう園の萌芽もようやく展葉し始めた。蕾の原器ものぞき始めた。今日は副芽掻き。1カ所から複数個の芽が伸びているものを1個にする。残念ながら、デジカメの電池切れで、細部の写真が撮れていない。ゴメン。

リースリングリオン
リースリングリオン
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2012年

3月

03日

ぶどう園だより、始まります

ワイン作りはワイン愛好家の夢ですが、なかなか困難が伴いますよね。でも、多少、その気分を味わうチャンスが来ました。先頃、某ワイナリーを退職し独立することにしたTさん。彼の畑仕事を手伝いながら、研修させてもらうことができるようになりました。本当に手伝いになるのかどうか怪しいところですが、邪魔にはならないように気をつけたいと思います。

ちょうど、Fさん主催の体験実習「ブドウ畑の四季」がTさんの畑であるということでしたので、そちらにも顔を出すことにしました。

今日はその初日。「冬の剪定」というテーマで現地講習があり、私にとっても今後の作業の参考になりました。今月いっぱい、剪定作業が続きますので、時々出かけることにしました。

講習会でのTさんのお手本です。上がbeforeで、下がafterです。品種は「リースリング・リオン」、仕立て方は「マンズレインカット」。誘引は後日、まとめて行います。 

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